授業科目名:生態リスク学/生態リスク学入門

担当教員名:松田裕之
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科目区分 ・生物学
授業の到達目標及びテーマ
生態リスクについての基本的な考え方を学び、野生生物の死生観、人間が自然の恵みに依存している現実、自然保護の根拠としての持続可能性を理解する。

授業の概要
生物多様性と生態系サービスを損なう生態リスクの評価と管理の基礎理論を学ぶ。絶滅危惧種の判定基準、化学物質リスク、人獣共通感染症管理、野生動物管理、水産資源管理、外来種管理などの諸問題を取り上げる。これらを通じて、個体群の絶滅リスク、順応的管理、疫学モデル、個体群動態モデル、生命表分析、生態系サービス評価、共有地の悲劇、最適化理論などの技法を習得する。

授業計画(前半8回分は都市科学部講義「生態リスク学入門)
1. 持続可能な漁業の理論 xls
2. マグロの乱獲問題
3. 漁業管理の新たな提案
4. 現代は大量絶滅の時代か? xls
5. 生物多様性の脅威となる六つの要因
6. ヤクシカと自然植生 xls
7. トドの管理と知床世界遺産
8. マングース根絶作戦
9. カワウ対策事業
10. 風力発電と鳥衝突問題
11. 予防原則と化学物質 xls
12. 重金属汚染と底生生物群集への影響
13. 米国生態学会委員会の主張
14. 「自然の権利」運動への意見
15. 生物多様性保全の生態学的根拠
16. 定期試験

テキスト
松田裕之「なぜ生態系を守るのか−環境問題への科学的な処方箋」(NTT出版) 立ち読みサイト

参考書・参考資料等
適宜紹介する

学生に対する評価
小レポートの提出と期末試験

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